へとへとになった尾行調査
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気の弱い自分

探偵のそんな仕事なんて放り出して、事務所に帰ってしまいたい衝動に駆られながら、結局ぼくは、発信器について扱い方や注意点を説明する羽目になってしまった。
どこにも文句を言うのもできずに。

探偵としての怒りは、すべて代表に向いてのものだったけれど、それを少しも口に出せないぼくは、探偵として、いや、人間として気が弱過ぎるのだろうか?
もし、ぼくが本音を少しでも口にしてしまったら、代表がそれ以上にキレてしまうのも想像にあまりある。
わざわざそれをわかっていて、口にはできないのだけれど。

それからぼくが探偵事務所に戻ったときには、時計は3時半を差していた。
そこから、事務所で名古屋への荷物を持って出発したのが4時。8時前には到着する予定だった。
ところが、ここでまた問題が・・・。
名古屋の探偵に連絡したとき、いろんな事態に備え、待ち合わせを9時半にした、というのだ。
それならそうと、事務所に戻る前に連絡したから言ってくれたら良かったのに。
焦らず出発しろよ、なんて珍しく気を使った声をかけてくれるなー、と気になってはいたけれど。

名古屋には7時半に到着。
今日一日を考えると、何が起こるかわからない、と思ったぼくは、ネットカフェで仮眠をとることにした。
なんとも疲れていたから、1時間半、きっちり熟睡することが出来た。
これが、このあとの自分を助けるとは思いもせずに。

約束の9時半の10分前には約束の場所に到着。
下見が出来ないうえ、夜の行動になるため、しっかりと場所を確認しておかなければ、大変なことになる、運の良いことに、その場所は田んぼの中にある住宅のため、比較的場所は確認しやすい。端っこから何軒目、ということさえ忘れなければ大丈夫だ。

その行動パターンは、朝6時前に家を出る予定のため、夜中のうちに発信器をつければ良い、というもの。怖いことに、奥さんが旦那さんの浮気に気がついて、その日、愛人と出かける予定になっている、と、情報を得ていたのだ。
もちろん、気が付いた情報源は携帯でのやりとり。
浮気をするなら、気をつけなければならないところだ。

結婚する前から、いろんな状況を知り過ぎたぼくは、実際に結婚したらどうなるのだろうか? と、探偵ならでは、知り得た人間の嫌な部分のを考えさせられるのだった。



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